〒870-0009
大分市王子町5番1-901号(サーパス王子弐番館)

ごあいさつ
ごあいさつ
創薬育薬医療コミュニケーション協会
代 表

中野 重行

本協会は、大分大学医学部「創薬育薬医学講座」および「創薬育薬医療コミュニケーション講座」(いずれも、教授として小生が主宰)の十年間続いた活動と機能を、発展的に引き継ぐために、2016年の春に設立しました。

私たちは、誰でも限りある一回限りの人生を生きています。天からお預かりした「命」を、そっとお返しする日が来るまでの与えられた時間を、仲間たちと一緒に大切に生きていきたいものです。

私は、医師として、医療の中で主に研究と教育の場で、半世紀以上を生きてきました。その間、「病と健康」、「こころとからだ」、「創薬と育薬」をテーマにした領域で働いてきました。中でも特に、「臨床薬理学」と「心身医学」(心療内科)に専念し、さらに、医師と臨床研究コーディネーター(CRC)だけでなく、一般市民のボランティア活動に支えられた模擬患者(SP)の育成に力を注いで参りました。また、人間関係のベースとして重要となるコミュニケーションに関する学習の場を、各地で育ててきました。

そのプロセスの中で学び、身につけてきたものを、本協会の目的とする諸活動に少しでも生かすことができれば、と願っています。

これからも、どうぞよろしくお願いいたします。

略歴
中野 重行
Shigeyuki Nakano, MD, PhD
1965年 岡山大学医学部卒業
1966年 九州大学医学部大学院博士課程(心身医学)(~1970年)
1974年 岡山大学医学部 講師(脳研)
1975年 愛媛大学医学部 助教授(薬理学)・米国 Stanford大学に留学(2年間)
1989年 大分医科大学医学部 教授(臨床薬理学)・臨床薬理センタ-長(併任)
2003年 大分大学医学部附属病院 病院長
2005年 大分大学学長補佐
2006年 大分大学 名誉教授
大分大学医学部創薬育薬医学 教授・国際医療福祉大学大学院 教授(併任)
2011年 大分大学医学部創薬育薬医療コミュニケーション 教授
2016年 創薬育薬医療コミュニケーション協会 代表
  • 日本臨床薬理学会(名誉会員,元理事長)
  • 日本臨床精神神経薬理学会(名誉会員,元会長)
  • 日本心身医学会(功労会員)
  • 一般財団法人 臨床試験支援財団(理事長)
  • 響き合いネットワーク連絡協議会(理事長)
  • NPO法人豊の国より良き医療と健康づくり支援センター (略称:豊サポ-ト)(理事長)
  • 日本学術会議 連携会員(2004~2010年)
  • 厚生労働省関係
    医薬品安全性確保対策検討会 委員(1994~1996年)
    適正な治験の実施方法に関する研究班 班長(1995~1997年)
    新GCP普及・定着総合研究班 班長(1997~1998年)
    治験を円滑に推進するための検討会 副委員長(1998~1999年)
    治験支援スタッフ養成のためのWG 委員長(1998~1999年)
    臨床試験の基盤整備に関する研究班 班長(1998~1999年)
    医療機関の治験実施体制に関する調査班 班長(2006年)
  • 文部科学省関係
    医学視学委員(1998~2003年)
    TR(トランスレーショナル・リサーチ)促進委員会 委員(2002~2003年)
  • 内閣府(総合科学技術会議)
    創薬活動活性化に向けた臨床研究のあり方懇談会 委員(2001年)
    BT(バイオテクノロジー)研究開発プロジェクトチ-ム 委員(2002年)
主要著書
  1. 中野重行(著):これからのクスリとのつき合い方と薬の育て方(メディカルパブリケーションズ 2014)
  2. 中野重行ら(編集):CRCテキストブック(第3版)(医学書院 2013)
  3. 中野重行ら(編集):臨床薬理学(第3版)(医学書院 2011)
  4. 中野重行ら(編集):CRCのための臨床試験スキルアップノート(医学書院 2010)
  5. 中野重行ら(編集):臨床試験テキストブック(メディカルパブリケーション 2009)
  6. 中野重行ら(編集):医薬品の臨床試験とCRC(改訂版)(薬事日報社 2006)
  7. 中野重行(編集):くすりとの上手なつきあい方(現代のエスプリ399)(至文堂 2000)
  8. 中野重行(編集):臨床薬理学のポイント(ライフサイエンス出版 1998)
  9. 中野重行(日本語監修)、仲吉 洋・武藤順子(翻訳)
    米国最新治験事情 ~臨床研究者の成功への道のり~
    ライフサイエンス出版、東京、1998
    (原著)Ginsberg D, Whitaker R:The Investigator’s Guide to Clinical Research. Center Watch, Boston, MA, USA, 1997
  10. 中野重行(編集):医薬品開発と臨床試験-治験のあり方を考える(ライフサイエンス出版 1995)
  11. 中野重行(編集):臨床薬理(新版看護のための臨床医学大系21)(情報開発研究所 1988)
  12. 中野重行ら(編集):臨床薬物治療学大系(全21巻)(情報開発研究所 1987)
  13. 中野重行(編集):臨床薬理(村上元孝,大田邦夫,今堀和友 監修)臨床老年医学大系 第19巻(情報開発研究所 1984)
  14. 河野友信,筒井末春,中野重行:一般臨床のための向精神薬の選び方・使い方(医学書院 1984)
Copyright2006 Oita University Faculty of Medicine Department of Pharmaceutical Medicine and Communication