本協会は、大分大学医学部「創薬育薬医学講座」および「創薬育薬医療コミュニケーション講座」(いずれも、教授として小生が主宰)の十年間続いた活動と機能を、発展的に引き継ぐために、2016年の春に設立しました。 私たちは、誰でも限りある一回限りの人生を生きています。天からお預かりした「命」を、そっとお返しする日が来るまでの与えられた時間を、仲間たちと一緒に大切に生きていきたいものです。 私は、医師として、医療の中で主に研究と教育の場で、半世紀以上を生きてきました。その間、「病と健康」、「こころとからだ」、「創薬と育薬」をテーマにした領域で働いてきました。中でも特に、「臨床薬理学」と「心身医学」(心療内科)に専念し、さらに、医師と臨床研究コーディネーター(CRC)だけでなく、一般市民のボランティア活動に支えられた模擬患者(SP)の育成に力を注いで参りました。また、人間関係のベースとして重要となるコミュニケーションに関する学習の場を、各地で育ててきました。 そのプロセスの中で学び、身につけてきたものを、本協会の目的とする諸活動に少しでも生かすことができれば、と願っています。 これからも、どうぞよろしくお願いいたします。
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